仲の良いハトの夫婦(めおと)

正月明けの、日がさす午後のひととき。長年、住み着いている山バトの夫婦が、蹲(つくばい)の水を飲みにやってきました。あいにく蹲は、ここ数日の寒さに氷が張り、竹樋から水滴と水がしたたり落ちる部分のみが、水を飲むことのできる状況でした。山バトは蹲に上がり、足をすべらせすべらせ、かわるがわる蹲の水、竹樋の水滴で、のどを潤していました。なんとも、ほほえましい光景でした。

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